2022/9/7
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2012年9月7日(K102)シンクロ通信アーカイブより
まずは、原文のままお読みください。

安倍、福田、麻生、鳩山、菅と、5代も続いて首相が約1年で交代となっています。この流れを何とかできな いものでしょうか。
〈むかし、伊勢神宮は諸国の信者に、厄除(やくよ)けのお札などを入れた小箱を配ったそうだ。これを「お祓(はら)い箱」といい、毎年古いものが捨てられ、新しいものに取り換えられた。転じて「お払い箱」の言葉が生まれたと、手元の辞典にある 

自民党トップの谷垣総裁の再選が危うくなり、「お払い箱」という報道がもっぱらだ。総選挙を控えて、もっと人受けのいい「顔」にすげ替えたいらしい。野(や)に3年の自民党を手堅く率いてきたご本人の胸中は、穏やかではあるまい 

急浮上の石原幹事長は、父親の慎太郎氏、叔父の故・裕次郎氏に連なるブランド力で売る。安倍元首相は大阪維新の会との近さで存在感を増す。国会は8日まで開会中だが開店休業。懸案そっちのけで、党の関心はすっ かり総裁選に移っている 

民主党の代表選も相似たりだ。こちらも人気低迷の野田首相をお払い箱にしたい人々が、あれこれと動く。新たな「顔」も取り沙汰されるが、それよりしっかり政府の仕事を、と叱る国民は多かろう 

野田さんの肩を持つ義理はないけれど、伊勢のお祓い箱さながらに、毎年首相を使い捨てる政治は情けない。 また1年で代わるなら日本はいよいよ軽くなる。それに増税の最高責任者が、次の選挙で信を問うべきだと思う 

解散風が吹きだすと、前も書いた「再選されることばかり考えていると、再選に値するのが難しくなる」の箴言(しんげん)が思い浮かぶ。筋を通す人、損得に堕する人・・・。政治家と政治屋の違いがあぶり出される〉

(朝日新聞 9月5日  “天声人語”より)

失礼ながら、このままでは「お祓い箱」確実と報じられているのが、自民党・谷垣禎一(たにがき さだかず)総裁です。

谷垣総裁は1945年3月7日生まれ  K163  青い夜  赤い地球  音7。自民党総裁として間もなく3年になりま す。今月の総裁選で不支持表明するベテラン議員があとを絶ちません。 

キンナンバーから推測すると、不支持は”見えない”ことが原因でしょう。考えていることや本音など「青い夜」 と「音7」が共鳴すると、ベールに包まれたようで分かりにくくなりがちです。 

また “個人主義”で、しかも “自分勝手” に映った可能性もあります。「青い夜」のマイナス面が出た場合、これは不可避の問題です。 

この国に、政治屋ではなく本当の意味での “政治家” が数多く現れない限り、いつまでも権力闘争を繰り返すばか りです。「高い意識(志)」と「広い見識」をもった、しかも選挙に強い政治家が一定数現れますように・・・。

さてK102  白い風  黄色い人  音11です。

「水は前に流れる水を追い越さない。自然の妙に頭が下がる」 

という表現があります。「自然の妙」から数多く学ぶことです。自然は、秩序や道理に殉じているといえるで しょう。

私たちも愛と尊敬を心に据え、自然の流れに従い、秩序や道理に殉じて生きたいものです。
 

<この10年を振り返って>

この後、自民党は安倍晋三総裁となり、野田佳彦首相と解散総選挙の約束を国会(党首討論)で交わし、総選挙で大勝。第二次安倍政権誕生となります。

この当時は、その後、安倍政権が歴代最長の長期政権となり、引退後、67歳で銃撃され他界するとは、誰も想定していなかったでしょう。

10年前の状況を振り返ると、まさに「天のみぞ知る」としか言いようがありません。

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