9月を迎えました。
8月27日のK1から、新しい260日が始まりました。
「マヤ・ミラクル・ダイアリー」はNo.24へ。
そして毎日配信している「シンクロ通信」も、第30スピンという節目を迎えることができました。
シンクロ通信を始めたのは、2005年12月30日のK1です。
あれから20年8か月。260日を29回、7540日にわたって、一日も休むことなく配信を続けてきたことになります。ここまで続けてこられたのは、毎日読んでくださる皆さまがいてくださったからにほかなりません。
あらためて、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
始めた当時は、いまでは懐かしい「ガラケー」を握りしめ、指一本で一文字ずつ打ちながら、毎日の通信を仕上げていました。やがてインターネット環境が急速に整い、スマートフォンが当たり前の時代となり、いま私たちは本格的なAIの時代を迎えています。
通信を書くために費やす時間は、20年前の半分以下になりました。その分、文章を何度も読み返し、推敲を重ねるゆとりが生まれました。AIの力も借りながら、「もっと分かりやすく伝えられないか」「もっと心に届く表現はないか」と考える時間も増えています。
時代も、環境も、使う道具も、大きく変わりました。
これから先の10年、20年は、これまで以上の速さで変わっていくことでしょう。
けれども、どれほど時代が変わっても、決して変わらないものがあります。
それは、私たちに与えられている「きょう」という一日は、二度とやってこないということです。
昨日と同じように見える一日でも、まったく同じ日は一日としてありません。
出会う人が違い、交わす言葉が違う。目にする景色も、心の動きも、体調さえも、微妙に違っています。マヤ暦を学ぶ私たちは、その一日一日に異なるKINナンバーがあり、それぞれのエネルギーが流れていると捉えます。
「きょうはどんな一日なのだろう」 そう問いかける意識をほんの少し持つだけでも、何気なく過ぎていた一日の見え方が変わってくるのではないでしょうか。もちろん、毎日が喜びに満ちているわけではありません。人生には喜怒哀楽があります。嬉しくて仕方のない日もあれば、深い悲しみや苦しみに覆われる日もあります。思い通りにならず、自分が情けなく感じたり、すべてを投げ出したくなったりすることもあるでしょう。しかし、それさえも「生きている」からこそ味わえるものです。
歳を重ねるほど、強く感じることがあります。深い幸福感や喜びは、決して楽しい経験だけから生まれるものではない、ということです。そのときは「地獄」とさえ感じた出来事。できることなら消してしまいたいと思った経験。それが何年、何十年という歳月を経て、自分の人生に深みを与えてくれていたことに気づく瞬間があります。苦しみを知っているから、人の痛みを想像できる。失った経験があるから、いま目の前にあるものの有り難さが分かる。思い通りにならなかった経験があるからこそ、ご縁の不思議さや、支えてくださる方の温かさが身に染みる。
人生とは、喜びだけを集めることではなく、喜怒哀楽のすべてを味わいながら、人間としての深みを増していく旅なのかもしれません。
だからこそ、一日一日、自らの「生き方」「あり方」「物事の捉え方」を見つめ直し、人間性に磨きをかけていくことが大切だと感じています。
同時に、時代に合わせて必要な知識やスキルを身につけることも必要です。AIもその一つでしょう。
恐れる必要もなければ、すべてを委ねる必要もありません。
大切なのは、便利なものを上手に活用しながら、「人間にしかできないこと」を、これまで以上に大切にすることではないでしょうか。
人を思いやること。相手の話に耳を傾けること。感謝を伝えること。誰かの悲しみに寄り添うこと。目の前の人を大切にすること。
そして、自分自身の心の声にも耳を澄ませること。
どれほどAIが進化しても、こうした「生き方」「あり方」の大切さが失われることはありません。
むしろ技術が進歩すればするほど、人間として何を大切にするのかが、これまで以上に問われる時代になっていくように感じています。
「変わっていくもの」と「決して変わらないもの」。
その両方をしっかりと見極めながら、新しい時代をしなやかに歩んでいきたいものです。
この新しい260日も、一日一日のエネルギーを味わい、さまざまな出会いや出来事を通して、それぞれが「本来の自分」に近づいていく時間となりますように。
私たちシンクロニシティ研究会も、皆さまの人生の喜びだけでなく、悲しみや迷い、時には立ち止まる時間にも寄り添える存在でありたいと願っています。
学ぶだけの場所ではなく、人と人との温かなつながりを感じられる場所。自分らしくいられる場所。
そして、それぞれが人生をより深く味わい、「きょうという一日を生きていてよかった」と感じられるコミュニティを、皆さまとご一緒に育ててまいりたい。心からそう願っています。
越川 宗亮